2024年11月18日月曜日

株式会社アドダイス

AIがもたらす「やさしい」社会

AIで社会課題の解決に挑む
 株式会社アドダイス(創業:2005年、本社:東京、以下同社)は、「AI技術を用いて社会課題の解決に取り組む企業」と書いてしまうと堅いイメージとなりますが、同社社長伊藤氏がウェブサイトで述べておられる「安心安全な社会を実現するために、環境を自律制御するAI技術」は、とりもなおさずものづくりにやさしく、環境にやさしく、人にもやさしい社会を支えるAI技術と理解しました。

具体的なサービスとして、現在同社は、次の三つのソリューションを提供しています。

  1. HORUS AI: 製造工程における検査、検品、監視など、従来人手に頼っていた目視判断業務を、特別なプログラムを作成することなくAIで代替することで、業務効率化・省人化を実現。
  2. SEE GAUGE: 省エネAI。空調の快適性を維持しながら、AIによる高度な制御でエネルギーコスト削減とCO2排出量削減に貢献。
  3. ResQ AI: こころとからだの健康を見守るヘルスケアAI。スマートウォッチで取得したバイタルデータをAIが分析し、「未病」状態を早期に検知。健康状態の悪化を予防し、医療費削減にも貢献。

三つの中で我々ANSListsティームが特に注目したのは、人の命を救う観点から潜在的に高い社会貢献度が期待されるサービスResQ AIです。社会貢献へ向けた実証実験例として、同社が参加するJICAの支援プログラム(ResQ AI、JICAおよび米州開発銀行グループの支援を受け、ボリビアで妊産婦の健康管理に活用)や同社と国内のバス会社、損保会社が共同で居眠り運転を防止するAIプラットフォームを構築するための試験プロジェクトなどがあります。

これらのサービスの特徴はSoLoMoNという同社独自開発のAIシステムが要となっているそうで、そのサービスをSaaSとして、同社が提供するサーバーに接続さえすれば直ぐにでもサービスを受けられるところにあるとのこと。しかもAIといえば必須と思われているデーター解析専門家も不要で操作性も簡単だそうです。

同社は、既存のAIソリューションの更なる進化・発展に加え、同社ウェブ上に公開されている最新のプレスリリースやCEOブログからは、同社の積極的な事業展開の様子が伺えます。同社の益々のご活躍とご発展を祈念します。(AS)
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